2021年2月4日現在
キョーリン製薬グループの中核子会社である杏林製薬(株)は、「呼吸器科」「耳鼻科」「泌尿器科」の3つを特定領域とし、この領域における開発パイプラインの充実に取り組んでいます。
特定領域のプレゼンスの向上を図ることで、国内外製薬企業とのアライアンスを促進するとともに、経営の効率化を実現していきます。
PhⅢ ~承認
開発段階 | 製品名 ・開発コード / 薬効 |
起源 | 特徴 |
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承認 (20年11月) |
KRP-AM1977Y (注射剤) / キノロン系合成抗菌剤 |
自社 | 下気道感染症治療に特化して開発した新規キノロン注射剤
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承認 (21年1月) |
KRP-116D/ 間質性膀胱炎 |
- | 医療上必要性の高い未承認薬・適用外薬に該当する「ジメチルスルホキシド」 |
POCプロジェクト(PhⅠ~PhⅡ)
開発段階 | 製品名 ・開発コード / 薬効 |
起源 | 特徴 |
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PhⅠ (20年7月) |
KRP-R120 / 間質性肺疾患 (肺サルコイドーシス) |
atyr社(エイタイヤ―) | 融合タンパク製剤であり、Neuropilin-2 受容体(NRP2)に結合することで過剰な免疫細胞の活性化を抑制する作用を有し、ファースト・イン・クラスの治療薬として肺サルコイドーシス等の炎症疾患への効果が期待される |
導入品の状況
開発段階/海外 | 製品名 ・開発コード / 薬効 |
起源 | 特徴 |
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PhⅡ (19年12月) あすか製薬 |
AKP-009 / 前立腺肥大症 |
あすか製薬 | 新規アンドロゲン受容体モジュレーター作用を有し、前立腺縮小作用に加えて排尿機能改善作用を併せ持つ、新しい前立腺肥大症治療薬として期待される |
導出品の状況
開発段階/海外 | 製品名 ・開発コード / 薬効 |
導出先 | 起源 | 特徴 |
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PhⅠ | FPR2作動薬 プログラム |
BMS社 (ブリストル・マイヤーズスクイブ) |
自社 | FPR2作動薬。主に好中球の遊走を抑制し抗炎症作用を示す |
PhⅠ | KRP-203 | Priothera社 (プリオセラ) |
自社 | S1P受容体アゴニスト |
非臨床 | 感音難聴開発化合物 | Otonomy社 (オトノミー) |
自社 | 感音難聴を対象とした新規開発候補化合物 |