キョーリン製薬グループのCSRの原点は「キョーリンは生命を慈しむ心を貫き、人々の健康に貢献する社会的使命を遂行します。」という企業理念にあります。キョーリン製薬グループは、持続的に成長していくために、医療関係者をはじめ顧客、株主、投資家、従業員、取引先、地域社会との信頼関係の構築・維持を大切に考え、信頼ある製品・サービスを提供するとともに、企業としての社会的責任を果たすべく環境・労働安全衛生、社会貢献・健康貢献活動に継続して取り組んでいます。
企業の社会的責任
キョーリン製薬グループは、企業の社会的責任の重要性を認識し、以下のような考え方で企業倫理の高揚と、コンプライアンス体制を整えるべく取り組みを行っています。
コンプライアンスに対する取り組み
基本方針
企業は、公正な競争を通じて利潤を追求するという経済的主体であると同時に、広く社会にとって有用な存在であることが求められています。
キョーリン製薬グループは、「キョーリンは生命を慈しむ心を貫き、人々の健康に貢献する社会的使命を遂行します。」という企業理念の下、国の内外を問わず、人権を尊重するとともに、すべての法令、行動規範およびその精神を遵守し、高い倫理観を持って行動します。
取り組み
高い倫理観を持って企業行動を展開するために、「キョーリン製薬ホールディングス企業行動憲章」と「コンプライアンス・ガイドライン」を2010年8月に現状に即して改訂しました。さらに月1回コンプライアンス委員会を開催しコンプライアンスを遵守する体制を構築しています。
- 「キョーリン製薬ホールディングス企業行動憲章」は、企業理念に基づき企業倫理およびコンプライアンスの具現化に向けて制定されたもので、当社の企業行動の原点となるものです。
- 「コンプライアンス・ガイドライン」は、「キョーリン製薬ホールディングス企業行動憲章」を補完するものであり、健全かつ正当な事業活動を行うための基準を明確化したものです。
- 企業倫理およびコンプライアンス体制を総括管理するため、2006年3月より「コンプライアンス委員会」を設置しました。また、各事業会社にコンプライアンス推進担当者を置くことにより、企業倫理およびコンプライアンスの理解・浸透を図っています。
教育研修
企業倫理およびコンプライアンスの理解・浸透を図るべく、社内研修を行っています。
- コンプライアンス担当部署が中心となって、全社的な階層別研修において、企業倫理およびコンプライアンスに関する教育研修を実施するとともに、当社の役員および従業員に対する啓発活動を展開しています。
- 各部門で実施する職能教育等において、企業倫理およびコンプライアンスに関する内容を盛り込み、従業員の理解・浸透と業務への反映を図っています。
- 毎年11月をコンプライアンス強化月間とし、その浸透に努めています。
環境への継続的な取り組み
キョーリン製薬グループの主たる子会社である杏林製薬(株)では主に以下の活動を継続して実施しています。
1. 地球温暖化防止
- コ・ジェネシステム導入、ボイラー小型化等による燃料使用量削減
- 空調温度管理(夏28°C・冬21°C)等による使用電力削減
- エコカー・ハイブリッドカー導入による燃費向上と排気ガス削減
2. 廃棄物発生量の削減
- 排出量削減とリサイクル促進、最終埋め立て量ZEROへの挑戦
- マイナスカーボンプリンティングシステムの導入
3. 化学物質の管理
- PRTR法対象物質管理と見直し(使用量削減と代替の検討)
4. 大気汚染の防止
- ボイラーおよひ発電機からのばい煙、NOx、SOx排出量測定・管理
5. 水質汚濁の防止
- 排水処理棟・一次処理装置による処理、pH・BOD・SS管理
6. 森林破壊の防止
- 用紙リサイクル、再生紙利用、業務のペーパーレス化推進
7. オゾン層破壊の防止
- 特定フロン使用機器の早期代替
8. 地盤沈下の防止
- 地盤沈下発生確認と上水利用率向上
9. 土壌汚染、地表水汚染の防止
- タンク地上化と防油堤設置、緊急時対応訓練実施
10. 騒音の削減
- 騒音測定管理と対応
11. 悪臭発生の防止
- ドラフトチャンバー(排気粉塵等吸収排出装置)設置、スクラバーによる洗浄脱臭
労働安全衛生に関する取り組み
杏林製薬(株)では、生産部門および研究部門において労働安全衛生マネジメントシステム(OHSAS18001)の認証取得を開始し、2004年に全社で認証を取得しました。
さらに2005年には全社でISO14001、OHSAS18001の仕組みの統合を行いました。
また、キョーリンリメディオ(株)のリメディオセンターは2008年にISO14001、2009年にOHSAS18001の認証を取得しました。
1. 度数率・強度率について
労災事故防止の取り組みにより、災害発生の頻度と災害の重さを示す度数率・強度率とも、業界水準を大きく下回っています。また、労災による死亡事故は、創業以来発生していません。
2. 車両事故件数について
2010年度には各支店ごとに対前年度比40%削減を目指したものの、202件と前年度を16件上回りました。増加する車両事故を減少に転じさせるため、2011年度はハード面、ソフト面から様々な施策を通じて事故防止策に取り組んでいます。
リスク管理に対する取り組み
2006年5月の会社法施行に伴い、内部統制システムの構築が必要となりました。
当社では、リスクの発生予防に係る管理体制の整備、発生したリスクへ対応するため、新たに「リスク管理委員会」を設置しました。
併せて、各事業会社にリスク管理推進担当者を配置し、リスク管理に対する意識の向上と浸透を図っています。
社会とのコミュニケーション
観桜会
杏林製薬(株)創薬研究所、開発研究所では毎年、樹齢40年を超える桜を見る会を実施しており、当年度も多数の方が訪れました。
これを機会に当社の環境・労働安全衛生の取り組みをご説明させていただきました。
納涼会
杏林製薬(株)開発研究所および各工場では、毎年納涼会に周辺住民の皆様をお招きし、企業活動への理解を深めていただく機会として好評をいただいています。
地域清掃活動
杏林製薬(株)岡谷工場では、諏訪湖畔の一定区間を受け持ち美化活動を行う「諏訪湖畔アダプトプログラム(里親制度)」を実施しており、当活動も9年が経過しました。また、社員一斉参加により湖畔公園の清掃も実施しました。
杏林製薬(株)能代工場では、郷土の防風林として、また憩いの場所として市民に親しまれている“風の松原”の清掃ボランティア活動に参加しています。
本社では、年2回千代田区の一斉清掃があり、有志従業員が自主的に参加しています。
小冊子「ドクターサロン」配布
ラジオNIKKEI(たんぱ)で放送している医師向けの番組「ドクターサロン」を冊子にして、杏林製薬(株)のMRが定期訪問している医師に毎月配布しています。
テーマは幅広い領域の疾患に関するもので、タイムリーな話題を数多く取り上げており、プライマリケアを中心とした先生方に大変ご好評をいただいています。
社員の自発的な社会貢献・健康貢献活動への取り組み(キョーリンスマイルプログラム)
当社グループは、2006年3月からキョーリンコーポレートブランディングの取り組みをスタートしました。
キョーリンコーポレートブランディングは「笑顔のある社会」の実現に向けて、社員一人ひとりが意識改革・行動改革に取り組むとともに、社員の自発的な社会貢献・健康貢献活動として「キョーリンスマイルプログラム」の実施を推奨しています。
同活動では、社員が献血活動や地域の清掃美化活動、募金活動などの活動を行いました。
当社グループは社員の募金をユニセフへ寄付しました。
また、使用済み切手を「ジョイセフ(家族計画国際協力財団)」へ寄付しました。
寄付した使用済み切手は、「ホワイトリボン運動」と呼ばれる世界中のお母さんと赤ちゃんの命を守る活動資金に活用されます。

















